エンプラニュース2019年6月号
2019年6月末日発刊
主な見出し
<1面>
ポリプラスチックス PPS樹脂「ジュラファイド®」高充填系高靭性グレードの耐ヒートショック性を大きく向上した新しい高充填系高靱性グレード「6150T73」及び「6150T8」を開発。新グレード群は優れた耐衝撃・耐ヒートショック性を持ちながら、高流動性と低ガス性も兼ね備えた材料。高充填系高靭性グレードは特に自動車分野でのニーズが高いが、新グレード群は自動車分野だけでなく、広範囲な分野と多様なアイテムへの適用が期待されている。
<2面>
東レ 大容量データの高速安定通信技術として普及しつつある5G通信や、自動運転などに用いられるミリ波レーダー向け電子部品に適したポリイミド材料を開発。ポリイミドの特長である耐熱性、機械特性、接着性と、高速通信に必要な低誘電損失の性能を兼ね備えており、これらの部材に使われる高周波部品の性能向上に大きく貢献できる。
三井化学 ポリプロピレン(PP)コンパウンドのグローバルでの需要拡大に対応するため、タイのGrand Siam Composites Co., Ltd.(GSC)に生産設備を増設する。タイ・マプタプット工業地区に年産能力13、000㌧の生産設備を建設、2020年5月に完工、6月に営業運転開始の予定。
<3面>
積水化成品 生分解性樹脂からなるミクロンサイズの自然環境で分解される生分解性ポリマー微粒子「テクポリマー」EFシリーズを開発した。①生分解性樹脂からなるミクロンサイズのポリマー微粒子で、土壌中および水中で生分解が進む②軟らかい粒子(PMMA粒子対比で約1/5の硬さ)であり、滑らかな触感を付与できる③従来のPMMA粒子と比べて優れた光反射性能を示し、ソフトフォーカス効果の向上が見込める。
ソルベイ ポルトガルに拠点を置く Bastos Viegas社(BV社)の単回使用手術器具セット(SUI)のステンレスの代替としてソルベイのポリアリルアミド(PARA)樹脂「Ixef®」が採用された。
<4面>
スーパーモルダー会6月例会 秋田県大仙市で秋田県高分子材料研究会とのジョイントセミナーと、㈱セーコンのメディカル工場見学会を開催した。
~セーコンのメディカル工場見学会
<5面>
ジョイントセミナー
~秋田県立大学木材高度加工研究所山内秀文教授による「射出成形による新しい形の木質/プラスチック複合材料」
<6面>
ジョイントセミナー
~ミサワホーム㈱調達開発部特需推進1課北英樹主幹による「廃プラスチックを用いたマテリアルリサイクル事業について」
~㈱ホクシンエレクトロニクス田中義克氏による「会社紹介と開発事例」
CO2 資源化研究所 ポリエチレン(PE)の原料となるエタノールを、世界で初めてCO2 (二酸化炭素)から製造する特許を取得した(特許第6485828号、発明の名称:ヒドロゲノフィラス属細菌形質転換体、登録日:2019年3月1日)。既存のポリエチレンはその殆どが石油由来なのに対し、同社の「CO2 ポリエチレン」は脱石油100%で世界初の画期的な素材。同社では地球の未来の為に、更なる技術開発を加速し、脱石油社会の実現に貢献すべく産業化を図っていく。
FOOMA・JAPAN2019(2019国際食品工業展) 食の技術のニッポン力(りょく)をテーマに、7月9~12日の4日間、東京ビッグサイトで開催される日本食品機械工業会主催)。
<7面>
ユニチカ 自動車やスマートフォンなど情報端末機器に使用されるカメラモジュール用の高性能樹脂材料として、同社のコア技術である「コンポジット技術」を基にポリアリレート樹脂「Uポリマー」及び高耐熱ポリアミド樹脂「XecoT」をベースとした新グレードを開発上市した。
<8面>
アールエフ 7月9~12日の4日間、東京ビッグサイトで開催される2019国際食品工業展(FOOMA・JAPAN)に、X線CT装置「NAOMi-CT」(商品名)の大物撮影ができる「380万円CT」と「先端可動式工業用内視鏡」を出品実演する。NAOMi-CTは同社がシェアNo1を獲得している医療用X線CT技術を応用し、産業用断層撮影装置として開発した、非破壊かつ自在に、あらゆる角度・形状・素材に対し、3Dで観察できる産業用CT。
日本プラスチック機械工業会 5月30日に東京・上野の上野精養軒において第45回通常総会を開催した。
<9面>
FCネットワーク 製造業の会員企業約1万7千社と国内最大級の受発注サイトを運営する㈱NCネットワークと、グループであるFactory Network Asia(FNA)は、日本の有力銀行と地方自治体を共催に迎え、ベトナム・ホーチミンにて「FBCホーチミン2019ものづくり商談会」を10月10~11日の2日間する。
三井化学 6月14 ~16日、軽井沢駅前で開催されたG20 軽井沢関係閣僚会合の展示会で、バイオポリプロピレンに関するパネル展示を行った。同会合はG20 サミットにあわせて開催された関係閣僚会議の一つ。サイドイベントとして、水素エネルギー、海洋プラスチックごみ対策、イノベーション等をテーマに日本最先端のエネルギー・環境関連技術の展示を行った。
3月のプラスチック加工機械生産実績
3月のプラスチック、ゴム加工機械輸出入実績
<10面>
2019年3月のプラ原材料生産実績
2019年3月のプラ製品生産実績
2019年4月のプラ原材料統計速報
2019年4月のプラ製品統計速報
PSの2019年4月度の実績
住友化学 100%子会社である住友化学アメリカ社(SCAI社)は、このほど米国シカゴに拠点を置くカルティビアン・サンドボックス・ベンチャー・パートナーズⅢ社(CS社)が運営する投資ファンド、カルティビアン・サンドボックス・フード・アンド・アグリカルチャー・ファンドⅢ(ファンドⅢ)に、LP出資を実施した。
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