エンプラニュース2019年5月号
2019年5月末日発刊
主な見出し
<1面>
ポリプラスチックス 高強度・高クリープ・良摺動性を兼ね備え、従来の摺動グレードよりさらに軽量化・省スペース化が可能となるポリアセタール樹脂(POM)「ジュラコン®」の新グレード「WW-09」を開発した。新グレードは破壊が懸念される高荷重下での使用や、十分な肉厚が取れない場合などに加え、摺動特性も併せて要求される部品への採用が期待されている。
東レ 中間素材として、オートクレーブを使用せずとも高品位で力学特性に優れた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)成形体を得ることが可能な新規航空機一次構造部材向けプリプレグを開発した。今後、この新技術を深化させることで、航空機、自動車、一般産業用途などの様々な用途で、製造コストを低減した高性能CFRP部材の需要拡大を進めていく。
<2面>
スーパーモルダー会5月例会
~三菱ガス化学㈱平塚研究所第一研究グループ佐藤勇希副主任研究員による「新規熱可塑性ポリイミド(PI)樹脂『サープリム®』」について
<3面>
~㈱ブッス・ジャパン平井和彦社長による「ブッス・ニーダー技術の進化と、様々な材料のコンパウンドができる新型連続混練機『COMPEO(コンペオ)』」について
<4面>
JSP 2019年3月期(2018年4月1日~2019年3月31日)の連結決算をこのほど発表した。それによると、売上高は前期比1・6%増の1、161億3、300万円となったが、原燃料・輸送コスト上昇に対する製品価格改定の遅れなどにより営業利益は同39・8%減の54億7、900万円、経常利益は同36・7%減の58億3、500万円、当期純利益は同37・1%減の43億900万円と減益となった。
<5面>
天昇電気工業 2019年3月期連結(2018年4月1日~2019年3月31日)決算をまとめた。それによると、売上高は前期比13・3%増の176億2、100万円となったが、営業利益は新型自動車の量産開始準備に伴う先行経費の計上等により同24・8%減の9億4、800万円となった。経常利益は同15・9%減の9億7、600万円、当期純利益は同27・3%減の5億8、900万円と減益。
東レ ガラス並の硬度を有し、屈曲半径1㎜の折り曲げに耐える透明アラミドフィルムを開発した。同フィルムは、フレキシブルディスプレイ用光学フィルムや透明回路基板などの幅広い分野への適用が期待される。
<6面>
山下電気 6月19~22日の4日間、ポートメッセなごやで開催されるインターモールド名古屋2019では、特にこれまで展示してきたサンプルに加えて、新たに今年注目されている車種の内装品(ピアノブラック無塗装ウェルドレス)サンプルを展示する。なお、この車種はグローバル展開されているものの一部で、Y-HeaTが海外でも高い評価を受けていることを示している。同社では現在、「ピアノブラック無塗装ウェルドレスによるコストダウンの実現」「接合強度の高い金属・樹脂接合成形の実現」「外観品質の高い超臨界発泡成形の実現」「透明度の高いガラス繊維入り透明樹脂品の実現」をコンセプトに展示品の準備を進めている。
エボニック ポリアミド事業の再編により、ポリアミド12の新しい製造施設の建設を開始、また透明ポリアミドの生産増強を進めているが、ドイツのヴィッテンで製造しているポリフタルアミドビジネスから完全に撤退する。
<7面>
ケミトックス プレミアム・ミニセミナーを開催しているが、好評で今年10周年を迎えた。今年度(5月~2020年3月)の日程は別表の通りで、LED、太陽電池、鉄道車両、航空機等、様々なセミナーを実施する。講師が随時質問に応えていく、インタラクティブなセミナーで、いずれのセミナーも午後1時から4時まで、講演終了後は講師と出席者との技術交流会を行っている。
<8面>
弘英産業 射出成形機や押出成形機など中古機械の需要が増加していることから、急ぎ保管場所を確保し在庫の増加ができるよう成田事業所(千葉県成田市)にこのほど新たにテント倉庫を増設した。中古機械の買取業務や成田事業所への持ち込みなども一段と力を入れる。
<9面>
日本産業機械工業会プラスチック機械部会 ブロー成形機の2019年の市場動向調査報告書のまとめ。
日精樹脂工業 業界トップクラスの低床化を実現した型締力220㌧のハイブリッド式竪型射出成形機「TWX220RⅢ25V」を開発、5月1日から受注を開始した。同竪型機は、自動車や電子部品など幅広い分野におけるインサート成形向けで業界トップクラスの販売実績を誇るハイブリッド式竪型成形機「TNX‐RⅢシリーズ」をベースに、新複合式型締機構を搭載し、機械全体の低床化を実現したもの。
ソルベイ パフォーマンス・プラスチック(PP)社がデリケートな繊維強化コンポジット表面などから固着物を除去する、航空機保守用工具のスクレイパーブレード製品「EnduroSharp」の新たなラインナップのために、ソルベイのポリアミドイミド(PAI)「トーロン® 」を採用したと発表した。ソルベイの高機能ポリマー「トーロン」により、この新製品は耐久性に優れ、競合ポリマーで成形したブレードよりも刃の寿命が長くなる一方、デリケートなコンポジット表面に固着した物質を安全に除去することができる。
2月のプラスチック加工機械生産実績
2月のプラスチック、ゴム加工機械輸出入実績
<10面>
住友化学 米国のバイオ技術スタートアップ企業であるザイマージェン社と、このほど新しい高機能材料の開発に向けた複数年の業務提携に合意した。この協業を通じて両社は、先端産業において高度化する顧客のニーズに対応するための新規材料開発に取り組む。
2019年2月のプラ原材料生産実績
2019年2月のプラ製品生産実績
2019年3月のプラ原材料統計速報
2019年3月のプラ製品統計速報
PSの2019年3月度の実績
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