エンプラニュース2019年3月号

2019年3月末日発刊

主な見出し

<1面>

ポリプラスチックス POM「ジュラコン® 」の医療・ヘルスケア市場向け材料として新たに「PMシリーズ」を開発、第1段として「PM09S01N」グレードを上市した。同グレードはFDAマスターファイル登録、USPクラスVI、高い品質管理など医療機器メーカーの代表的な要求事項に対応するもの。

三井化学 同社グループの中国の製造拠点である三井化学複合塑料(中山)有限公司(中国広東省中山市)にガラス長繊維強化ポリプロピレン(長繊維GFPP)の年産能力3、500㌧の生産設備を新設する。2020年2月完工、9月営業運転開始予定。

<2面>

ユニチカ 高い性能要求・熱マネジメントに適用可能な放熱ポリアミド樹脂製品群を開発した。 同社の放熱ポリアミド樹脂は、ベース樹脂および熱伝導率の選択幅が広く、熱伝導率と物性のバランスに優れることから様々な提案が可能。このためLED部材やモーター部材などの自動車分野や、電子・電気分野の熱マネジメントに寄与できるとそれらの用途での採用拡大を目指している。

エボニックインダストリーズ メタクリレート事業を米アドベント・インターナショナルに30 億ユーロで売却する契約を締結した。売却対象は、メタクリレート、アクリル製品およびサイプラス社の各事業ライン、メタクリレート樹脂の事業活動の一部など。 

<3面>

アールエフ 産業用X線CT「NAOMi-CT」により成形品など被写体の‶ス〟(内部の空洞部分)を被写体の体積比として数値化できる「スの検出」のソフトを開発した。NAOMi-CTのユーザー登録者宛てにダウンロードアドレスを案内する(無料)。また3D撮影機能のNAOMi-CTで、2D撮影を可能とする「2D撮影機能」を開発。これによりNAOMi-CT導入ユーザーは使用中のソフトを最新版にバージョンアップすることで2D撮影も可能となる。

ソルベイ ポリフェニルサルホン(PPSU)「レーデル®」が、Legacy Medical Solutions社の手術用器具向け大型滅菌トレイにこのほど採用された。レーデルの対重量比強度と、繰り返し洗浄滅菌サイクルと高温オートクレーブを経ても、高アルカリ洗浄に対する耐性を有することが採用の決め手となり、同滅菌トレイの改良最適化に貢献。

積水化成品工業 熱可塑性エラストマービーズ発泡体「エラスティル」が、このほどReebokのランニングシューズのシューズミッドソールに採用さした。「エラスティル」は積水化成品独自のビーズ発泡技術と軟質樹脂を融合し、反発性と形状自由度を付与した熱可塑性エラストマービーズ発泡体。

ダイセル・エボニック 硬質発泡体「ロハセル」が、米島フエルト産業㈱のスマートフォンレシーバースピーカー用超極薄コンポジット振動板のコア材として採用された。

尼崎重機 油圧ショベルのシリンダーを保護し、損傷を軽減するためのHDPE(高密度ポリエチレン)製シリンダーガード「ボーグ」を4月より販売する。同ガードは、取り付け取り外しが工事現場で簡単に行えるもので、価格も安価。

<4面>

スーパーモルダー会3月例会

~八十島プロシード(株)による「3D造形技術の最新事例」について

<5面>

弘英産業 4月からLCP、PPS、PA9T、PA46などスーパーエンプラの粉砕品(廃材料)の買取に注力していくとともに、環境循環型ビジネスであるリサイクル事業を一層強化する。

<6面>

睦月電機 独自の射出成形技術を開発し、物性の優れた高分子グレードを用いた高平滑なフッ素樹脂射出成形パッキンの商品化に成功した。

<8面>

日本産業機械工業会プラスチック機械部会 プラスチック機械産業の市場動向調査報告書をまとめた。それによると射出成形機の2019年の需要は、国内市場は4、430台(2018年4、655台)で前年より減少、輸出は9、980台(同11、232台)で前年より大幅減少し、国内製の出荷台数は前年並みの14、410台と予測。

NCネットワーク グループ会社であるファクトリーネットワークチャイナは、有力地方銀行と地方自治体と共催で、「FBC上海2019ものづくり商談会」(FBC:Factory network Business Conference)を10月23~ 25日の3日間、上海新国際博覧中心で開催する。

<9面>

ソディック 4月12日、本社/技術・研修センター(横浜市都筑区仲町台)で「金属3Dプリンタによる成形活用セミナー」を開催する。

日精樹脂工業 西日本ブロックにおける営業・サービス体制強化の一環として、九州営業所の機能拡充を図るため事務所を移転し、3月28日より新事務所で業務を開始した。

関西高機能プラスチック展 5月22~24日の日間、インテックス大阪で開催される。併催として高機能フィルム展、高機能塗料展、高機能セラミック展などが開催される。

12月のプラスチック加工機械生産実績

12月のプラスチック、ゴム加工機械輸出入実績

<10面>

平成30年12月のプラ原材料生産実績

平成30年12月のプラ製品生産実績

平成31年1月のプラ原材料統計速報

平成31年1月のプラ製品統計速報

PSの平成31年1月度の実績

三井化学 シンガポールにある子会社Mitsui Phenols Singapore Pte. Ltd.において、α-メチルスチレンの生産を開始することにし、生産能力2万㌧の工場を建設する。2020年5月完工予定。

積水化学工業 同社環境・ライフラインカンパニーは、近年の気候環境に対応した、年間を通して反りに強い硬質塩化ビニル管「エスロン®パイプ・+」を4月1日より発売する。 

プラスチック・ニュース社

「エンプラニュース」「プラスチック成形材料データBOOK」を発行している会社です。