エンプラニュース2018年8月号

2018年8月末日発行

主な見出し

<1面>

ポリプラスチックス ポリアセタール樹脂「ジュラコン」M90LVがこのほどCATARC(中国自動車技術研究センター)から「自動車用グリーン材料(低VOC)」に認証されたことを明らかにした。プラスチック素材として初の登録になる。 

<2面>

カネカ 生分解性プラスチック「カネカ生分解性ポリマーPHBH」(商品名)の製造設備を大型化、年間生産能力を1,000トンから約5,000トンに増強する。2019年12月の稼働を予定。

住友化学 持続可能な社会づくり(SDGs)に貢献する同社の製品や技術である「スミカ・サステナブル・ソリューション」について新たに10製品を認定。これにより認定製品・技術数は44、売り上げ規模は約3,400億円となった。

<3面>

BASF BASFニュービジネス社(BNB社)は、このほどドイツ、ハンブルグのAdvanc3D Materials GmbH社、およびフランス、リヨンのSetup Performance SAS社の全株式を取得した。それに伴い、BNB社はこの2社を同社の子会社であるBASF 3DPrinting Solutions GmbHに統合する。

ビクトレックス 英国のビクトレックス社は、このほど3Dプリンティングに代表される付加製造技術に対応した新規PAEKポリマーおよびPEAKフィラメントを開発した。レーザー焼結に対応した高強度と非焼結粉末の高いリサイクル率が特長。

ダイセル・エボニック PEEK樹脂「ベスタキープ」が(株)ケミテスの高速液体クロマトグラフィー用のカラム管に採用された。従来のPEEK製カラムは押出成形後に切削工程を経て製造されていたが、今回ベスタキープを射出成形することにより、大幅な生産性の向上を実現している。国産のカラム管に射出成形のPEEKが採用されたのは日本で初めて。

<4面>

積水化学工業 連結子会社である積水ポリマテック(株)のEV(電気自動車)などの環境対応車向け放熱材料の生産工場をオランダに新設、併せて同工場による放熱材料の生産および欧州エリアの放熱材料拡販を担う新会社を設立する。工場の稼働開始は2020年春を予定している。

積水化成品工業 2019年3月期第1四半期(2018年4月1日~同年6月30日)連結決算をまとめた。それによると売上高は前年同期比0.3%減の261億2,000万円、営業利益は同51.8%減の4億4,700万円、経常利益は同49.3%減の5億1,200万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同48.2%減の3億3,800万円となった。

<5面>

ケミトックス 2018年度後半のセミナースケジュール

<6面>

雑賀技術研究所 業界最高の検出感度、Fe0.1mm、SUS0.15mmの金属検出機メタリダー「MEDシリーズ」を開発、9月から本格販売を開始する。樹脂メーカーのインラインでも使用(出荷前の袋詰め工程で全量検査)できるよう、1時間当たり1トン以上処理できる機種MED8-10typeをはじめ、MED1-10やMED4-10の3機種を揃え、必要な処理量に合わせて最適な機種を選択することができる。デモ機の貸し出しやサンプルテストも常時受け付けている。

山下電気 9月5~7日にポートメッセなごやで開催される第1回名古屋自動車部品&加工EXPOに次世代金型温調技術「Y-Heat」を出展。Y-Heatはプラスチック成形品のウェルドラインを消滅させることによる外観品質の向上、および塗装レス化によるコストダウン、金属と樹脂の接合成形の接合強度向上を目的に開発した技術。成形サイクル全域でヒータによる直接温度制御が実行できるため、冷却行程中のキャビティ表面温度制御でソリも改善する。

<7面>

2018名古屋プラスチック工業展 10月31日から11月2日までポートメッセなごやで開催。本誌関連の主な出展社・・・

アールエフ=X線産業CT「NAOMiーCT」、デジタルX線センサー「NAOMI-NX」、先端可動内視鏡▷カワタ=材料乾燥装置、金型温度調節機、計量混合装置など▷雑賀技術研究所=金属検出機「メタリダー」▷住友重機械工業=射出成形機▷ソディック=V-LINE射出成形機▷DJK=高分子材料の試験・分析・試作サービス▷東洋機械金属=射出成形機「Si-6S」と進化したガス対策システム「SAG+αⅡ」、「ET-Ⅱシリーズ」▷中村科学工業=乾燥機、温水機、ミリ波水分測定装置、NKC-Linkシステム▷日精樹脂工業=射出成形機▷日本油機=ベント式可塑化ユニットを搭載した射出成形機、プラスチック再生押出機、スクリュ、シリンダ▷ハーモ=射出成形品取出ロボット、自動ストック装置、自動包装機、粉砕機▷ホーライ=粉砕機、破砕機、様々な粉砕サンプル▷ホロン精工=粉砕機、造粒機、空冷式造粒機実演▷松井製作所=プラスチック成形機周辺機器・設備(金型温度調節機、樹脂乾燥機、原料輸送機、配合機など)▷マルヤス=スクリュ・金型洗浄装置、成形機直付混合機

<8面>

山本製作所 「不良率0へ」日本油機のベントシリンダーとの出会い

<9面>

クラレ 2018年12月期第2四半期連結決算をまとめた。それによると売上高は前年同期比19.9%増の3,013億8,200万円、営業利益は1.1%増の381億8,800万円、経常利益は0.1%減の364億9,000万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1.6%減の238億2,200万円となった。

平成30年5月のプラスチック加工機械生産実績

平成30年5月のプラスチック、ゴム加工機械輸出及び輸入実績

<10面>

三井化学 三井化学SKCポリウレタン(株)は2017年インドにポリウレタンシステムハウス製品を製造・販売するMCNS Polyurethanes India Pvt. Ltd.を設立し、プラント建設を進めてきたが、7月に営業運転を開始した。

宇部興産 合成ゴム製品「UBEPOL BR」「UBEPOL VCR」の価格を8月20日出荷分から30円/㎏以上値上げする。

<11面>

平成30年5月のプラ原材料生産実績

平成30年5月のプラ製品生産実績

平成30年6月のプラ原材料統計速報

平成30年6月のプラ製品統計速報

PSの平成30年6月度の実績

プラスチック・ニュース社

「エンプラニュース」「プラスチック成形材料データBOOK」を発行している会社です。