エンプラニュース2018年2月号
2018年2月末日発行
主な見出し
<1面>
帝人 PPS樹脂の高機能な特殊コンパウンドを生産、「SOLFIGA(ソルフィガ)」ブランドで本格展開するとこのほど発表した。ソルフィガは帝人と韓国のSKケミカル社との合弁会社であるイニッツ社が生産するPPS樹脂に帝人グループの炭素繊維やアラミド繊維などを高度なコンパウンド技術によって組み合わせた材料。すでにサンプルワークを開始、採用事例も出ており、2025年に30億円の売上を目指している。また、帝人は樹脂事業におけるさらなるグローバル展開を進めるため、タイにあるテイジン・コーポレーション社の敷地内に、樹脂コンパウンド工場および開発技術センターを新設すると発表した。
<2面>
スーパーモルダー会2月例会
~ネモト・ルミマエリアルによる「蓄光材料の応用と可能性について」
~向井プラスチックコンサルタント事務所「我が国のプラスチックの今後を考えるー高耐熱性プラスチックを中心としてー」
<3面>
~住友化学「スーパーエンプラの自動車分野への展開」(1月号に掲載できなかったスーパーモルダー会1月例会での講演)
<4面>
天昇電気工業 平成30年3月期第3四半期決算をまとめた。それによると売上高は前年同期比2.6%増の115億4,100万円、営業利益は同5.3%増の9億6,200万円、経常利益は同3.8%減の9億3,800万円、四半期純利益は同17.8%増の6億3,200万円となった。
ポリプラスチックス、ウィンテックポリマー POM、PBTを3月1日出荷分より値上げ。
<5面>
JSP 北米の発泡PPビーズ「ピーブロック/ARPRO」の生産能力を25%増強する。
平成29年11月のプラスチック加工機械生産実績
平成29年11月のプラスチック、ゴム化工機械輸出及び輸入実績
<6面>
ダイセル・エボニック PEEK樹脂「ベスタキープ」がこのほど倉敷紡績(クラボウ)の熱可塑性コンポジット用一方向基材「クラパワーシート」のマトリックス材に採用された。
<7面>
DMP2017レポート(下) 一段と目を惹いた日本企業の出展内容など紹介。
~東洋機械金属 第6代高速射出成形機「Si-6シリーズ」から「Si-180-6MPCH4500」、全電動射出成形機「CSシリーズ」から「CS-130」を出展。それぞれ導光板、アウトサート成形によるスマホ部品を実演した。
~住友重機械工業 特殊機として最新開発の全電動シリコーン射出成形「SE75EV-A」で、インサートした金属にシリコーンを成形し、携帯用のコネクタを成形した。
~日精樹脂工業 新機種の電気式高性能射出成形機「NEX110T-9EF」および電気式では補えない領域をカバーしたハイブリッド式高速射出成形機「FNX180Ⅲ-18AN」の2機種を展示。PPA製LED台座、PCによる薄肉名刺入れ箱をそれぞれ実演した。
<8面>
~ソディック 日本製で同社初の電動式射出成形機「MS100」およびハイブリッドタイプの「GL30-LP」の2機種を出展。
~ホロン精工 超コンパクト空冷式造粒機「e・PLLETER」およびプラスチック・ランナー粉砕機「COMPACK」の2機種を展示した。
~日本製鋼所 中国製の全電動射出成形機「J130ADS-60U-HS」と「J100ADSー110U」の2機種を展示・実演した。
<9面>
~カワタ IoTのラインをパネルで展示したほか看板商品である乾燥機・温調機などの合理化機器を展示。
~ハーモ 中国で製造したトラバース型取出機「ARXⅡ-150」、蘇州工場で需要に対応出来るか目指したインサート成形対応の7軸サーボを組み込んだ日本製のスイングタイプの「EX-150F」、日本製で7軸サーボの「HRX-150GWb-RH」をメインに出展。
~ニイガタマシンテクノ ハイパフォーマンス全電動式射出成形機「CNS100」でPMMAによるルーペ用レンズを成形・実演した。
<10面>
平成29年11月のプラ原材料生産実績
平成29年11月のプラ製品生産実績
平成29年12月のプラ原材料統計速報
平成29年12月のプラ製品統計速報
PSの平成29年12月度の実績および2017年の年間実績
<11面>
プラスチック循環利用協会 2016年「プラ製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況」を発表。廃プラスチック総排出量は899万㌧で前年比1.0%減とやや減少した。有効利用廃プラ量は同0.5%減の759万㌧で、有効利用率は前年比1ポイント増の84%となった。
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