エンプラニュース2017年11月号

2017年11月末日発行

主な見出し

<1面>

ユニチカ 高耐熱で透明のポリアリレート樹脂「Uポリマー」の生産能力を20%程度増強する。自動車部品、モバイル機器向けで需要が拡大していることに対応、宇治事業所の製造設備のデボトルネックにより生産能力をアップするもの。2018年度第2四半期中に着工、第3四半期に完工予定。

<2面>

JSP 平成30年3月期第2四半期連結決算~売上高は568億1,500万円と前年同期比4.1%増。営業利益は同0.5%減の49億7,300万円、経常利益は同1.4%減の49億5,900万円、四半期純利益は同5.9%減の35億9,500万円と若干ながら減益となった。

ダイセル 「防眩性フィルム」が公益社団法人発明協会主催の近畿地方発明表彰において発明奨励賞を受賞した。

<3面>

帝人 感染症廃棄物の収納容器向けとして、世界で初めてPCとPPをコンパウンドすることにより、耐熱性と強度に優れ繰り返し使用することができる樹脂製の容器を開発した。高温での滅菌処理が可能となり、繰り返し使用できることから、医療機関における感染性廃棄物処理費の削減が期待できる。

三井化学 旭化成のスチレン系架橋型熱可塑性エラストマー事業を買収。

大日精化工業 インド現地法人の樹脂コンパウンドなどプラスチック用着色剤の生産能力増強工事が完了。将来的には年産1万㌧を目指す。また、100%出資の連結子会社である大日カラー・コンポジットと広島化工の2社を一体運営にした。

<4面>

東レ 18年8月、ドイツにオートモーティブセンター欧州を開設する。環境車向け新素材のR&D機能を強化。

ユニチカ 安全な低温域で温めるだけで、自由な形状の変更が可能になる「感温性フィラメント」で慶応大学生が作品を制作。ユニチカグループウェブサイト、素材の力をムービーで伝える「The Power of Materials」で紹介。

ケミトックス 12~2月のミニセミナー案内

<5面>

天昇電気工業 IPF2017において、プラスチック製品に様々な機能性とデザイン性を付加することが可能な「華飾」技術と、オリジナル商品のゲリラ豪雨による河川や下水の反乱を抑制する雨水貯留浸透槽をメインに紹介し多くの注目を集めた。

天昇電気工業 平成30年3月期第2四半期決算~売上高は前年同期比0.9%増の74億9,800万円、営業利益は同4.3%減の5億9,300万円、経常利益は同21.8%増の5億8,400万円となった。

<6面>

弘英産業 第33期の決算をまとめた。売上高は前期比3%増の25億600万円、営業利益は同45%増の1,995万円営業利益は同26%増の1,045万円、当期純利益は同65%減の1,224万円となった。

<7面>

IPF2017各社まとめ

~ホーライ 新型粉砕機「SWK-1618型」柔らかく伸びるエラストマーランナーがシャープに切れると好評。リサイクル関係ではPETボトル減容機などが、実演により優れた性能がよくわかると好評だった。また、IoTを活用した粉砕機の保全システムも関心を集めた。

~ソディック 「VーLINEが切り拓く新たなソリューション」をテーマに、市場ニーズ対応の先進技術を搭載した10台の出展機でお客にPRすることができた。

~東洋機械金属 電動サーボ射出成形機Si-6シリーズのコンセプトを継承しながらユーザーの視点でマイナーチェンジを施したSi-450-6Sに、ガス低減システム「SAG+αⅡ」を組み合わせた成形実演が大盛況であった。

<8面>

~住友重機械工業 主力機種の最新機種である全電動射出成形機SEEV-Aシリーズの成形実演や、IoT、M2Mソリューションの実演セミナーはユーザー目線でわかりやすかった、と好評だった。

~日精エーエスビー機械 主力汎用機ASB-12M型とASB-70DPH型を出展。高級感のある化粧品容器や耐熱容器の成形に注目が集まった。

~松井製作所 factor4 i-systemを中心に、成形工場の資源生産性を4倍にするソリューション提案の展示とセミナーを行い焼く3千通のアンケートを得た。

~中村科学工業 ミリ波水分測定システムWWAはじめ各種合理化機器を出展。不良品削減、さらなる省エネ運転などユーザーの現場の改善に役立つ提案を行った。

<9面>

~アールエフ 切らずに内部が見えるX線産業コンピュータ断層撮影装置「NAOMiーCT」が注目を集めた。初出展ながら500組を超す引き合いがあり、プラスチック分野において利用価値が大きいという評価を得た。

~ホロン精工 超コンパクト空冷式造粒機「e・PELLETER」「c・PELLETER」はじめ主力製品である粉砕機を出展。射出成形機から排出されるランナを即時ペレット化できる粉砕機月のリペレット機「c・PELLETER」に特に注目が集まった。

~ハーモ 「IoT、リンク、トレサビリティー」のテーマのもと、段取り時間の短縮、ヒューマンエラー防止、新型トラバース「HRXⅢシリーズ」など見どころいっぱいのパフォーマンスを行い、2千名以上が訪れにぎわった。

~日本シーム プラスチックリサイクル機器を紹介、特に乾式粉砕機CSシリーズ、メガシャークなどが注目を集めた。今までの「廃プラはリサイクル業者へ」から「自社で発生する余剰プラ・廃プラは自社で有効利用」へという風向きの変化を感じた。

~マルヤス 圧力洗浄装置「スクリュープレッシャー」「メタルプレッシャー」や「ゲルクリーン+プラス」「ゲル・ピカラボ」といった洗浄剤に注目が集まった。

平成29年8月のプラスチック加工機械生産実績

平成29年8月のプラスチック、ゴム化工機械輸出及び輸入実績

<10面>

出光興産と東レ 今後成長が予測される有機EL材料に関わる技術提携を進めることに合意。今後お互いが保有する有機EL材料、技術、知見等を活用し、新規材料開発、材料評価で協力していく。

ダイセル・エボニック バイオガス用分離膜「セプラン・グリーン」が北海道七飯町で稼働しているバイオガスプラントにおいて「地域循環型バイオガスシステム構築モデル事業」として採用&導入された。セプラン・グリーンはエボニック独自のポリマー材料で制作した中空糸膜モジュールで、二酸化炭素とメタンガスを分離するのに適している。

平成29年8月のプラ原材料生産実績

平成29年8月のプラ製品生産実績

平成29年9月のプラ原材料統計速報

平成29年9月のプラ製品統計速報


プラスチック・ニュース社

「エンプラニュース」「プラスチック成形材料データBOOK」を発行している会社です。