エンプラニュース2021年9月号

2021年9月末日発刊

主な見出し

<1面>

ポリプラスチックス 液晶ポリマー(LCP)「ラぺロス®」について台湾の同社現地法人Polyplastics Taiwan Co.,Ltd.(PTW)の高雄工場に年産5、000㌧の重合プラントを新設するとこのほど発表した。2024年上半期に稼働開始の予定。

東レ マレーシアのTorayPlastics(Malaysia)Sdn.Berhad(TPM)が製造・販売するABS樹脂「トヨラック®」透明グレードの生産能力の増強を行い、本格生産を開始した。

<2面>

JSP 2022年3月期第1四半期(2021年4月1日~同年6月30日)連結決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比8・7%増の269億8、200万円、営業利益は同71・1%増の15億6、700万円、経常利益は同87・1%増の15億5、800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同101・9%増の10億9、600万円となった。

天昇電気工業 三甲不動産㈱との米国合弁会社、天昇アメリカコーポレーションの出資比率変更、並びに2千万㌦の増資を行い天昇アメリカ100%子会社の天昇メキシココーポレーションに第二工場を建設すると8月23 日発表した。

<3面>

住友化学 アクリル樹脂(PMMA)のケミカルリサイクル実証設備を愛媛工場(愛媛県新居浜市)に建設することを決めた。2022年秋に実証試験に着手し、23年にサンプル提供を開始する予定。この取り組みと並行して、使用済みアクリル樹脂の回収から、再生、製品化までの資源循環システムを確立し、早期の事業化を目指す。

三菱ケミカルと大和製罐 三菱ケミカルの生分解性樹脂コンパウンド「FORZEAS(フォゼアス )」を使用した生分解性リッド(紙コップ等のフタ)を開発したと9月8日発表した。

<4面>

名古屋プラスチック工業展2021 9月29~10月1日の3日間、ポートメッセなごやで開催(オンライン展示は10月15日まで)。

~ソディック 「~CASE時代に適応できる最高の成形品質を提供~デジタル成形システム構築に貢献するV-LINE®」を出展コンセプトとして、最先端の高付加価値製品の開発・製造を極める自動車分野への新技術提案を行う。

~松井製作所 ①小型レンズなど光学系の精密成形の不良を低減するコンタミ対策、黄変対策のソリューション②脱炭素化・循環型社会の実現に向けたPLA、CNFなどの新素材導入のソリューション③生産を止めない、安定成形の実現に向けた生産現場の見える化を実現するソリューション―などがあげられる。その他、金型冷温調機などの新製品を紹介する。

~日本油機 リアル展とオンライン展の両方に出展、『ベント式可塑化ユニット』を住友重機械工業の射出成形機「SE50EV-A(型締力50t)に搭載し、漁網リサイクルのナイロン「REAMIDE(リアミド)」(リファインバース提供)を用いて、予備乾燥レスで成形実演する。

<5面>

~名古屋大学ナショナルコンポジットセンター(NCC) 「熱可塑性樹脂CFRPの構造材料への応用について」をテーマにプレゼンテーションを行う。

~日本タングステン 「耐摩耗×耐腐食性に優れた二軸押出機部材『MAZELLOY®』」をテーマにプレゼンテーションを行う。

<6面>

~シュトルツ 今春から販売を開始し、高評価の新しい金型温調機「TTシリーズ」はじめ、昨年よりデザインを一新して展開している新たなシュトルツブランドの乾燥システム「NSA」、混合システム「BM」、粉砕システム「SX」を出展、ブースも新たなデザインにして展示する。

~日本タングステン 超硬合金製と同様に長寿命、かつ軽量で、しかも超硬合金よりも低価格の新しい特殊合金「MZ01」製の二軸押出機用耐摩耗部材(スクリューエレメント及びバレル)を名古屋大学コンポジットセンターとの共同ブースに出展する。

<7面>

~ホーライ ガラス繊維(GF)入りのランナ用として、耐摩耗仕様の小型粉砕機XP-1328型、軟質系エラストマーランナ用小型粉砕機として、SWK-1618型を出展する。またコンパクトな2軸式破砕機KR-2060型を実演展示する。

~DJK 同社のサービス概要(受託研究、高分子加工性、高分子分析、高分子物性、高分子耐久性、海外認証申請代行業務)および、新規に導入した試験装置の紹介に加え、2022年に開業予定の新しい研究所の案内などをパネルやチラシにて紹介する。

<8面>

~春日電機 コーティング・蒸着等の薄膜塗工工程における塗工不良防止のため、基材表面の改質不良対応「コロナ表面処理装置および大気圧プラズマ表面改質装置」、基材表面の残留電荷対応「高密度除電処理システム」、塵埃の付着対応「高密度除塵処理システム」を合わせたシステム機器で発生要因を根本的に除去することを提案する。

~天昇電気工業 東海・近畿エリアでの事業PRを目的とし、近年注目を集めている自社商品をはじめ、受託生産しているOEM(自動車・家電・住設など)製品の展示や、長年培ってきた特殊成形技術の紹介を行う。

<9面>

住友重機械工業 全電動二材射出成形機SE400HS-CI(型締力4000kN、約400㌧)を8月30日より販売開始した。

2021年6月のプラスチック加工機械生産実績

2021年6月のプラスチック及びゴム加工機械貿易実績

<10面>

クラレ 2021年12月期第2四半期(2021年1月1日~同年6月30日)連結決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比15・4%増の3、022億9、600万円、営業利益は同55・0%増の303億9、800万円、経常利益は61・6%増の284億9、600万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は27・8%増の117億1、000万円となった。

旭化成 スチレン系特殊透明樹脂「アサフレックス」事業からの撤退を決定したと8月27日発表した。撤退の今後の対応は、工場は2023年3月製造終了予定、営業活動は同年9月に販売終了予定、同事業に携わる従業員については原則として他の事業に再配置することを予定している。

三菱ケミカル 植物由来原料を用いた透湿性フィルム「Green KTFT M」の販売をこのほど開始した。 植物由来原料を用いた透湿性フィルムは、同社が新たに開発した独自 製法で実現した、世界的に見てもユニークな製品。

住友化学 2022年3月期第1四半期の連結決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比27・7%増の6、390億円、コア営業利益は同210・0%増の617億円、営業利益は同215・1%増の538億円となった。

住友化学 合成ゴムのエチレン・プロピレンゴム(EPDM)について、千葉工場(千葉県袖ケ浦市)にある製造設備(生産能力4万㌧/年)を停止し、2023年3月末をめどに販売を終了する。

<11面>

積水化学工業 ArcelorMittal, S.A.(AM社)とこのほど製鉄の際に排出されるCO2 を回収し再利用するプロジェクトに関するパートナーシップを締結した。

2021年6月のプラ原材料生産実績

2021年6月のプラ製品生産実績

2021年7月のプラ原材料統計速報

2021年7のプラ製品統計速報

PSの2021年7月度の実績

プラスチック・ニュース社

「エンプラニュース」「プラスチック成形材料データBOOK」を発行している会社です。