エンプラニュース2020年9月号
2020年9月末日発刊
主な見出し
<1面>
ポリプラスチックス 自動車の先進運転支援システム(ADAS)向けのPBT「ジュラネックス®」の新グレード「201HR」を開発した。新グレードは靭性、強度、成形性を低下させずに、自動車用コネクターの長期寿命の観点から求められていた耐加水分解性を大幅に改善した無充填HBのPBT材料。
ポリプラスチックス 独連結子会社TOPAS Advanced Polymers GmbHの環状オレフィン・コポリマー(COC)「TOPAS®」を増設することを決め、新たに年産20、000㌧のCOC重合プラントをドイツ・ロイナ(ザクセンアンハルト州)に建設する。
<2面>
ポリプラスチックス ジュラネックスの長期特性改善材料について
三菱ケミカル 生分解性樹脂「BioPBS」を用いて開発されたジッパーが、ヨーロッパの生分解性製品の認証機関であるTÜV AUSTRIA社の認証「OK Compost」の認証をこのほど取得したと明らかにした。ジッパーのような厚みのある製品では取得が難しいとされている。
三菱ケミカル サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進に向けた取り組みの一環として、ドイツにある炭素繊維リサイクル事業を手掛けるCFKⅥ111eyStadeRecychngGmbH&Co.KG(CFK)及びcarboNXTGmbH(cNXT)を、三菱ケミカルのグループ会社であるスイスのMitsubishiChemicalAdvancedMaterialsAG(MCAM)を通して買収した。
ジャパンコンポジット DIC化工㈱(千葉県富里市)のSMC(シートモールディングコンパウンド)及び成型加工事業を買収することで合意し、8月3日に譲受契約を締結した。なお、買収した事業はJC化工㈱となり、12月1日から営業開始する予定。
<3面>
ダイセルと三和商会 ダイセルの生分解性バイオマスプラスチック「酢酸セルロース」をベースとした成形材料「NEQAS® OCEAN(ネクアス・オーシャン)」を開発した。従来の生分解性材料よりも優れた物性、成形性を有しており、食品容器および包装資材向けを中心に用途の開拓を進めていく。ネクアス・オーシャンは、ダイセルの酢酸セルロースをベースに、三和商会のコンパウンド技術「SANTECH-BIO」により、可塑剤(20~30%)とバイオマス素材(鉱物)を配合した成形材料。
ダイセル ウッドプラスチックテクノロジー(WPT)と共同で、ダイセルの環境対応型プラスチック「酢酸セルロース」の端材をリサイクルした「酢酸セルロース入り養生用敷板」(商品名・Wボード)を開発した。
<4面>
天昇電気工業 矢吹工場(福島県西白河郡矢吹町牡丹平203-6)の敷地内に自社オリジナル製品の専用工場である矢吹第2工場を建設していたが、6月に建物が竣工し、大型生産設備の設置が8月で完了したことから9月4日、関係者を招き同工場にて竣工式を開催した。
<5面>
ケミトックス 好評だったミニセミナーを新型コロナにより中止していたが、10月からミニセミナーをはじめ様々な話題を追加し、Cisco Webexを使用して無料ウェビナー(オンラインセミナー)を実施する。
<6面>
住友ベークライト 植物の主要成分であるリグニンを活用した固形ノボラック型フェノール樹脂を開発し、課題であった製造技術を確立して量産機での生産を実証した。主力の自動車分野をはじめ、今後各種分野に熱硬化性の環境対応プラスチックとして提供する。
BASF 高温のオイルと接する自動車部品に特に適したエンプラをポリエーテルスルホン (PESU)「Ultrason(ウルトラゾーン)」の新グレード「E0510‐C2TR」をこのほど上市した。
GSアライアンス 同社のセルロース系生分解性樹脂を基に、生分解性繊維、糸、フィルム、シートを開発した。さらに同社の既存の技術であるセルロースナノファイバーを複合化させたセルロース系生分解性樹脂から作った同製品も制作した。
<7面>
ソディック 6月の「射出成形機WEB展」の大好評を受け、射出成形のトップニーズを凝縮した射出成形機WEB展を開催している。
<8面>
日本デザイン振興会 2020年度「東京ビジネスデザインアワード」テーマ9件を発表、それに対するデザイナーからの提案応募の受け付けを開始した。同アワードは東京都内の中小製造業活性化策として東京都が主催し、日本デザイン振興会が企画・運営を行うもの。東京都内の中小企業の持つ技術や素材等をテーマに、新規用途開発とビジネス全体のデザイン提案を募るコンペティション。
2020年6月のプラスチック加工機械生産実績
2020年6月のプラスチック及びゴム加工機械貿易実績
<9面>
積水化学工業 2050年に〝生物多様性が保全された地球〟を実現することを目指す環境長期ビジョン「SEKISUI 環境サステナブルビジョン2050」を策定した。また、この環境長期ビジョンに基づく2020~2022年度における新環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランAccelerateⅡ」を策定し、取り組みを開始した。
<10面>
リファインバース リサイクルカーペットの購買を促進していくため、このほど首都圏で行われる原状回復工事等において、同社で再資源化した原料を使用して作られた環境性能の高いリサイクルカーペットを購入したお客に対して、発生する廃タイルカーペットの廃棄処分費を最大50%ディスカウントする取り組みを開始した。
2020年6月のプラ原材料生産実績
2020年6月のプラ製品生産実績
2020年7月のプラ原材料統計速報
2020年7月のプラ製品統計速報
PSの2020年7月度の実績
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