エンプラニュース2020年7月号
2020年7月末日発刊
主な見出し
<2面>
ポリプラスチックス PBT「ジュラネックス®」製フィルムの断臭袋が採用されている、ホリアキ㈱の簡易トイレ「インスタントイレ」が注目されている。インスタントイレは包装資材を幅広く展開するホリアキが開発販売しており、防災に対する意識が高まる中で、災害時の非常用トイレとして、自治体等で取り上げられている。
住友化学 「住友化学グループ プラスチック資源循環に関する基本方針」を制定。同方針は、プラスチック資源循環の実現とプラスチック廃棄物問題の解決に向けた同社グループのコミットメントを示したもの。
<3面>
JSP 新型コロナウイルス感染対策の飛沫防止パーテーション「JSPデスクウォール」を販売してきたが、飲食店用に特化したパーテーション「ミラボードSP」の販売を7月上旬から開始した。木目調など店内の雰囲気に合わせた印刷が可能なこともあって好評で、上市と共に都内複数店舗で採用が開始され、今後の展開が期待されており、同社では年間2億円の売上高を目指している。
ナノダックス プラスチック射出成形機用パージ剤(洗浄剤)「ecomaru(エコマル)」が、特に黒点不良を削減したいユーザーからの採用が急速に高まっており販売好調となっている。ecomaruは、ナノダックスのグラスウール(GW、ガラス短繊維)を樹脂に混錬する技術を活用し、三菱電機㈱が真空断熱材を製造する際に生じるグラスウール端材を再利用した環境負荷低減製品。
<4面>
セーコン 会話などでの飛沫による飛散ウイルスからガードし、感染リスクを低減するフェイスシールド「A・フェイス」を開発し、秋田県の医療機関や福祉施設等向けに供給するとともに、一般向けにも販売を開始した。
<5面>
帝人 炭素繊維(CF)「テナックス」を使用した熱可塑性複合材料、およびポリカーボネート樹脂(PC)「パンライト」が、cocoa motors.㈱が開発した、カバンに入れて携帯できるクルマ「WALKCAR(ウォーカー)」に採用された。
帝人 帝人グループの欧州における炭素繊維事業会社であるテイジン・カーボン・ヨーロッパ社(TCE、ドイツ・ブッパタール市)は、このほど欧州市場の需要拡大に対応するため、炭素繊維「テナックス」ショートファイバーの生産能力を40%増強した。
住友化学 樹脂製蓄熱材「ヒートレージ®」が、このほど建材メーカーから販売されたシート状潜熱蓄熱建材に採用された。ヒートレージを用いた製品が社会で実装・販売されることは今回が初めて。
トーヨーケム パッケージやラベル、テープに使用するバイオマス度80%の高バイオマス粘着剤および、再剥離性を有するバイオマス粘着剤を開発した。
<6面>
弘英産業 新型コロナの影響で真剣に事業の先行きを考慮している企業が増えていることから、それらの企業に対し全力で役立っていくことをメインに、プラスチック成形加工業や再生加工業などプラスチック加工企業を対象にした、M&Aコンサルタント事業に一段と力を入れる。
<7面>
ソディック 展示会開催の中止や延期が相次いでいる中、自社製品を紹介するWeb展を開催しているが、初回の工作機械に続き、「射出成形機Web展」を行っている。今回はeV-LINE電動射出成形機「MSシリーズ」、次世代型完全自動化対応射出成形生産システムを紹介、またMSシリーズのMS200による薄肉・深物容器のハイサイクル成形の動画を紹介している。
IPFジャパン 国際プラスチックフェア協議会(松井宏信会長)は、プラスチックとゴムの専門展「IPFJapan(国際プラスチックフェア)」を11月18~20日の3日間、バーチャル展示会「IPFJapan2020Virtual」として開催する。
<8面>
マルヤス 同社設備を導入しているお客、また今後設備導入を考えているお客に対し、リモートでの導入装置のトラブル確認をこのほど開始した。
JRC 同社ロボット・SI事業「ALFIS(アルフィス)」は、このほど新しい小型プラスチック成形品用外観検査装置を開発した。同装置はこれまで目視で行っていた小型プラスチック成形品の検査を、簡単な操作で高精度に行えるもの。
積水化学工業㈱と㈱INCJ 積水化学と米国ベンチャー企業LanzaTech(ランザテック社)が共同開発した、微生物触媒を活用して可燃性ごみをエタノールに変換する技術(BRエタノール技術)の実証事業の実施、および事業展開を行うことを目的として、合弁会社「積水バイオリファイナリー㈱」を4月に設立した。
2020年4月のプラスチック加工機械生産実績
2020年4月のプラスチック及びゴム加工機械貿易実績
<9面>
ランクセス ボーゲ・エラストメタル社(BE社)と共同で、バッテリー式電動スポーツカー向けのオール樹脂製ブレーキペダルを開発したと発表した。
住友化学 2020年3月期(2019年4月1日~2020年3月31日)の連結決算をまとめた。それによると、売上高は前期比4・0%減の2兆2、258億400万円、営業利益は同24・8%減の1、375億1、700万円、当期利益は同64・3%減の543億9、900万円となった。
<10面>
クラレ マスクフィルター用不織布の需要増大に対応するため、不織布および不織布製品の製造・販売会社であるクラレクラフレックス㈱の岡山工場で現在増設中のメルトブローン不織布生産設備をマスクフィルターも生産可能な設備に変更することをこのほど決めた。
ヘンケル サーマルインターフェース材料(TIM)の新製品を上市した。この液状TIMは、7・0W/mKの高熱伝導率と最大吐出量18g/秒という塗布速度を併せ持つ画期的な配合の製品。
2020年4月のプラ原材料生産実績
2020年4月のプラ製品生産実績
2020年5月のプラ原材料統計速報
2020年5月のプラ製品統計速報
PSの2020年5月度の実績
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