エンプラニュース2019年11月号

2019年11月末日発刊

主な見出し

<1面>

ポリプラスチックス PBT「ジュラネックス®」の低そり・難燃(UL-94V-0)で、かつ耐加水分解性を付与したグレード「750AM」を新たに開発した。同グレードはより厳しい環境下での使用が可能となるため、従来の電子部品に加えて、通信機器やEV・HEVの高電圧部品などの自動車電装部品において、V-0が必要な場合に好適な材料として期待されている。

<2面>

ポリプラスチックス PBT「ジュラネックス®」の難燃・低そり、耐加水分解性グレード「750AM」そり対策のメカニズムと解説

東レ 容易に変形できる優れた柔軟性と変形させても元通りに戻る高い復元性を両立した伸縮性フィルムを開発。同開発品は加工適性も優れ、折り畳みや巻き取り可能なディスプレイ、ウェアラブルデバイスなどの幅広い分野への適用が期待されるもので、現在、量産技術確立を進めており2020年を目処に本格展開を行う。

帝人とCSP社 帝人の熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)製品「Sereebo(セリーボ)」を用い、帝人とCSP社(米国・コンチネンタル・ストラクチュラル・プラスチックス社)が、GMとの共同によりピックアップトラック向けに開発したピックアップボックス(荷台)「カーボン・プロ」が「CAMX Unsurpassed Innovation Award」を受賞した。

<3面>

天昇電気工業 2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~同年9月30日)連結決算をまとめた。

PSの2019年9月度の実績

<4面>

JSP 2020年3月期第2四半期(2019年4月1日~同年9月30日)の連結決算をこのほど発表した。

JSPとデンカ JSPのビーズ法発泡ポリスチレン技術とデンカの無機材料設計技術との融合により、不燃性・遮熱性・断熱性を併せ持ち、軽量化を実現させた木造多層建築や他の構造物等でも使用可能な軽量・不燃ボード「スチロセメン」を共同開発した。両社は同ボードの早期製品化を目指すとともに、今後も最先端の高付加価値インフラソリューションを提案していく。

JSP 兵庫県たつの市と関西工場新工場について防災協定を締結した。大規模災害時に、たつの市からの要請に基づき、住民が指定避難場所に避難できなくなった場合などに一部施設を一時的に避難場所として利用できることと、避難所での生活環境の向上を図るために同工場で製造している断熱材を床敷用として、また食品容器を炊き出しや飲食用として供給する協定。

<5面>

ダイセル・エボニック 令和元年度「近畿地方発明表彰」(主催:公社・発明協会)にて、「ナイロン-ゴム複合化シート」によって「発明奨励賞」を受賞した。

DJK 東京オフィスを横浜に移転、事務所の名称も「新横浜オフィス」に変更し11月5日から営業開始した。

<6面>

弘英産業 埼玉県鴻巣市に廃プラスチックなどをペレット加工しリサイクル事業を行う工場を新設し、来年初頭の本格稼働に向けて準備を進めている。

<7面>

ソディック 世界一の成形安定性とハイサイクルを両立し生産性を大幅に向上するV-LINE®竪型単動射出成形機「VT50」を11月1日から発売開始した。

三菱ケミカル 3DプリンターメーカーのAtum3D(本社・オランダ)と、同社の光造形3Dプリンターで造形可能な紫外線硬化樹脂「ダイヤビーム」の共同開発に成功した。

アルテック ストラタシス社製フルカラー3Dプリンタの新製品「J850」など4機種に対応する先進的材料の販売を開始した。

<8面>

スーパーモルダー会11月例会

~ムロオカ産業(株)九州工場見学会

同工場はダクトなどの自動車向けブロー成形品を製造し、マレリ九州㈱などTier1自動車部品メーカーに納入している。このため厳しい品質が求められるが、九州工場は2017年8月9日以降、稼働日数で延べ648日、客先納入不具合〝ゼロ〟を継続中である。なお、室岡社長の尽力により、Tier1自動車部品メーカーのマレリ九州㈱中津工場も見学した。

<9面>

<10面>

宇部興産 植物由来のセルロースナノファイバー(CNF)部品を使用したコンセプトカーが完成し、走行シーンのプロモーションビデオを宇部興産専用道路(山口県宇部市~美祢市、全長31.94km)で撮影したと発表した。

三井化学 三井化学㈱と名古屋大学が、東京大学と共に内閣府ImPACTプロジェクトによるオープンイノベーションで開発したヒトの眼に近い眼球モデルを搭載した眼球手術訓練シミュレータ「 Bionic-EyE™」が、このほど2019年度グッドデザイン賞を受賞した。

<11面>

高機能プラスチック・フィルム展 12月4~6日幕張メッセで開催される。

~カワタ 高機能な樹脂材料をより良い状態のまま成形するために、「成形に不要なもの」である、酸素・微粉・アウトガスを除去する機械・技術を紹介する。小間番号:7ホール40-27

~DJK 超臨界発泡成形や多層フィルムの試作サービスや、セルロースナノファイバー(CNF)やバイオプラスチックといった先端材料に関連する開発支援サービスを中心に紹介する。小間番号:6ホール29-25

<12面>

~春日電機 コーティング・蒸着等の薄膜塗工工程における塗工不良防止のため、基材表面の改質不良対応「コロナ表面処理および大気圧プラズマ表面改質装置」、基材表面の残留電荷対応「高密度除電処理システム」、塵埃の付着対応「高密度除電処理システム」を合わせたシステム機器で発生要因を根本的に除去することを提案する。小間番号:7ホール40-22

~BussAG 昨年発表したマルチ混練押出機COMPEOシリーズと共に、COMPEO仕様の小型テスト機も紹介する。小間番号:6ホール31-26

~日本シーム 大型成形品からパイプ状成形品、樹脂パージダンゴの処理テーマに幅広く高評価されているメガシャーク(低速省エネ破砕機&粉砕機のユニット型)を出展。小間番号:6ホール36-21

東芝機械 材料の金属粉末を供給しながら造形する指向性エネルギー堆積方式(Directed Energy Deposition:DED)の金属3D積層造形装置「ZKシリーズ」を発表、11月1日より受注を開始した。

パナ・ケミカル 資源プラ協会と共同で12月5~7日、東京ビッグサイトで開催されるエコプロ2019に出展、資源プラリサイクルと発泡スチロールリサイクルの展示を行う。小間番号:2-043

<13面>

住友重機械工業 超高速全電動射出成形機「SEEV-A-SHR」の販売を開始した。新型機は薄肉成形を可能にした中型高速機「SEHDZ-HP」の後継機で、SEEV-Aシリーズの特長である不良・無駄・面倒の3つのベクトルを限りなく0へと近づけるZero-moldingの機能に加えて、高応答・高速射出装置や高応答・高負荷型締圧縮装置を搭載することで、さらなる薄肉化を実現した。

8月のプラスチック加工機械生産実績

8月のプラスチック、ゴム加工機械輸出入実績

<14面>

ダイセル 米国のGenomatica社と、同社が製造する天然由来の1,3-ブチレングリコール(1,3-BG) 「Brontide」のアジア太平洋地域における独占販売契約を締結した。

ライオン 2015年から、テラサイクルジャパン合同会社と提携、使用済みハブラシを回収し、再生プラスチックとしてプランター等にリサイクルしているが、2018年10月から2019年9月の1年間で、190、491本のハブラシを回収しリサイクルした。

2019年8月のプラ原材料生産実績

2019年8月のプラ製品生産実績

2019年9月のプラ原材料統計速報

2019年9月のプラ製品統計速報


プラスチック・ニュース社

「エンプラニュース」「プラスチック成形材料データBOOK」を発行している会社です。